レトロリールを購入してみた  - ダイワ ファントムマグサーボ SS-10AC -

僕がブラックバス釣りを始めた10代の頃、バス釣り少年達の間では

ベイトキャスティングリール(ベイトリール)でバスを釣ることへの憧れがあった(と思う)


とりわけ、スウェーデンのABU社製アンバサダー(特に2500C)は

釣り雑誌に登場する大人たちが、こぞってバス釣りで使用していた

こともあり、釣り少年達の間でも大人気で、高価なリールであったにも

かかわらず、裕福な家の子供は当然のごとくそれを買い求めた。


他方、当時の日本製のベイトリールは、と言えば

道具には無頓着なアングラー向けのお手軽アイテムであり

アンバサダーは高くて買えないけれど、ベイトリールが欲しい

バス釣り少年達に残されたやむを得ない選択肢であった。

ちなみに、僕が後者側の子供であったのは言うまでもない。


そんな僕を魅了したのが、当時発売されたばかりで釣り雑誌の広告に

掲載されていたダイワ製【ファントムマグサーボSS-10AC】

だったのである。


ACはオートキャスト(Auto Cast)の略であり、その何とも時代の

最先端を感じさせるネーミングと、ABUの2500Cにすら搭載されていない

最新機能、そして2500Cの半値ほどの価格というお手頃さ(と言っても、当時の僕に

とっては、かなり高額であったが)から、釣具店に行く前から「買うならこれだ!」と

決めていた。


いざ釣具店へ行き、ショーウィンドーから店員に現物を出してもらい

実物を触ってみると、オートキャストとは、ルアーをキャストするのに

クラッチを切った後、スプールを押さえるために親指をわざわざ

移動させる必要がないように、クラッチレバーをスプールの橋梁のような

形状にしたのをそうネーミングしているだけで、実際は自動でも

何でもなかった。


それでもなお、僕の購買意欲が削がれる事は全くなくて

当時、「バス釣りの用のラインといえばこれ」と言っても

過言ではなかった【ストレーン】と一緒に購入したことを

今でも鮮明に覚えている。

P1020548.jpg
家の物置から出てきた使い古しのストレーン


結局、数年間はバス釣りに熱中していたものの、やがてその熱も冷め

使い倒した結果、部品の劣化からか、クラッチレバーが完全に

戻らなくなってしまった事もあり、その後ほどなくして、初めて買った

思い出のベイトリールは処分してしまった。


それから月日は流れ、長年のブランクを経てまた釣りをするように

なったわけだが、今では(復刻版だが)ABUの2500Cも所有するようになったし

P1020547(R).jpg
ABU アンバサダー2500C


上位機種は、すっかり価格・ブランド力とも一流品となった

ABUの2500Cよりも高価なダイワのベイトリールも持っている。

2リール
ダイワ SS AIR 8.1L


それなのに最近、どういうわけだか少年時代に使っていた“あのリール”が

また欲しくなってしまった。


先日、たまたまネットオークションで程度の良さげな中古が

出品されていたので、入札に参加し、当初の希望予算を

かなり超えてしまったが、落札することができた。

P1020545.jpg
ファントムマグサーボSS-10AC


とっくの昔に生産は終了しているから、故障した時は修理できないかもしれない。

湖のトラウト釣り用として大事に使っていこう。

P1020551(R).jpg
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コメント

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こだわり

 こんばんは。

 フーム、こだわりですね。
 ぼくは無頓着なので、あまり縁がありません。

 微妙なハードの差が釣果に影響するのは大事にしなければと思いつつ。

 ぼくもかつてベイトに挑戦してみましたが、使いこなせずさんざんの苦い記憶のみ。
 いつか湖での朗報を聞かせてください。

Re: こだわり

神田さん、こんばんは


基本的には、(竿やリールは)ある程度の性能を

備えていれば、後は自己満足の世界かな⁈、と

思っていました。


しかしながら、ベイトフィネス用のリールを

実際に所有してみて、高いだけの事はあると

納得させられました。
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